よくある質問FAQ

FAQよくある質問

誰にでも治療は受けられますか?
年齢的に顎の骨が完成する20歳前後から、健全な方であれば基本的に誰でも治療を受ける事が出来ます。
ただし、全身疾患、妊娠中の方などはインプラント治療を受けられない場合がありますので、担当医にご相談下さい。
治療期間はどのくらいかかるのですか?
インプラントを埋入した部分や個人によって差がありますが、4ヶ月から7ヶ月程度の治療期間が必要となります。
インプラントはどのくらいもちますか?
患者さんのお口の中の衛生管理大きく関係してきますので、お口の衛生状態が悪いと寿命が短くなる場合もあります。常に衛生状態を良好に保ち、担当医師や衛生士の指導に従っていただくことが大切です。
治療期間はどのくらいかかるのですか?
インプラントを埋入した部分や個人によって差がありますが、4ヶ月から7ヶ月程度の治療期間が必要となります。
インプラントは安全ですか?

はい、インプラントは安全な治療法です。
もちろん歯科に限らず、すべての治療に関して100%の安全というものは、基本的には存在しません。それは、人がそれぞれ顔かたちが違うように、患者さんごとに歯を失った年齢や原因(むし歯、歯周病、外傷etc.)、残っている骨の質やボリューム、骨格、また歯ぎしりなどの習癖や喫煙習慣、糖尿病などの全身状態、さらに年齢や性別、人種など、いろいろな条件が個人個人によって違うことが主な理由です。

さらに、インプラント治療に関しては特に高度な外科手術を伴う治療であるがゆえに、治療する医師の技量に負うところが大きいこともその理由のひとつです。 インプラントやそれに伴う様々な治療法の進歩については、日進月歩であるためアップデートしていかないと知識が古くなってします。つねに最新の情報に目を 光らせそれらを吟味してさらに技術を取り入れ、実践していくことでより患者さんにとって安全な治療を提供できるわけです。

歯科医にとって大切なことは、常に技術に磨きをかけ、最新の情報をチェックして絶え間なく修練し続けることと、術前に患者さんの状態をしっかりと検 査して正しい治療計画を立てそれを治療に反映させることです(時には、患者さんの全身状態などを考慮して、インプラント以外の治療法を選択することも必要になるかも知れません)。

このような基準を満たす歯科医院、歯科医師を選ぶことで、安全にインプラント治療を受けることができるといえましょう。

インプラント治療は痛いですか?

通常、専門医であればほとんど痛くないケースがほとんどと思っていただいて大丈夫です。親知らずの歯を抜かれた経験のある方でしたら全く心配ありません。
しかし、一口にインプラント埋入と言っても、さまざまな治療法があり、また患者さんの骨の状態によっても条件がおのずと違うことは、おわかりになるでしょう。詳しくは、担当医に手術内容・時間等を事前に、おききください。

また、種々の術式(手術の方法など)の技術レベルによって痛みの出かた、傷の治り方、成功率、予後の結果に大きな差が出ることは、確かです。

また基本的にインプラントの手術はしっかりと麻酔をして行いますので、手術中に痛みを感じることはありません。また、恐怖心の強い方などは静脈内鎮静法でうとうとと半分眠ったような状態で手術を行うことも出来ますので、担当の先生にご相談ください。

手術後2〜3日は多少痛みが出たり腫れたりする場合もありますが、痛みは普通の抜歯と同じくらいで、痛み止めのお薬をのめば大丈夫です。ただ経験の少ない先生ほど残念ながら痛い手術になることがどうしても多くなることは避けられません。
当院では経験豊富なドクターが対応いたしますので安心しておまかせ下さい。

手術は全身麻酔ですか?
インプラント手術は基本的に通常は局所麻酔といわれる、歯ぐきの部分だけの部分的な麻酔で行います。
これはむし歯の治療や歯を抜く時などのときの麻酔と同じです。
恐怖心の強い方などは、静脈内鎮静法で手術を行うことも出来ます。静脈内鎮静法とは、麻酔専門医が点滴で麻酔のお薬を入れて、うとうとした状態にする方法で、全身麻酔とは違い意識はありますが半分眠ったような状態になりますので、楽にインプラントの手術を受けていただくことが出来ます。
高血圧でも出来ますか?
症状が安定している場合、薬を飲まれていてもインプラント治療は可能です。
通常の虫歯治療と同じように受けることができます。
他の医院で断られた場合でも、全身のコントロール下で出来る場合があります。
専門医に相談してみてください。
糖尿病でも出来ますか?
症状が安定している場合、薬を飲まれていてもインプラント治療は可能です。
通常の虫歯治療と同じように受けることができます。
ただし、細菌に対して抵抗力が低いため、以下の点などから感染対策をする必要があります。
傷が化膿する可能性がある。
傷か治りにくくなる可能性がある。
また、インスリンの自己注射をされている方は、手術後の食事や注射の時間を考えないと血糖値が下がりすぎる場合がありますので注意が必要です。
専門医に相談してみてください。
保険内で治療することはできませんか?
原則すべて保険では治療できません。
残念ながら、骨を作る手術(骨造成)・インプラント埋入手術・かぶせ物(上部構造体)の作製まで、すべて保険は適用されません。
世界的に見ても北欧の一部では保険が適用されていますが他国ではどこも保険では治療できません。
日本の医療費の財政予算から考えて将来的にも保険適用になる可能性はまず無いものと予測されています。
手術後のお手入れ方法は?
通常、手術当日から約2週間は全くその部位の歯ブラシは出来ません。その間は、うがい薬で消毒していただきます。その後縫合した糸を全部除去してから柔らかい歯ブラシで磨いていただき、手術から約1ヶ月経ってから通常のブラッシングに移行していただきます。
インプラントのお手入れは、何も特別な方法や器具はなく、歯と同様に毎食後歯ブラシや歯間ブラシ、そして必要なら糸ようじを使用していただくだけです。また、殺菌力の強い洗口剤を併用することもお勧めいたします。
入れ歯との違いは?

①健康保険の適応について

インプラント治療は健康保険が適応にはなりませんので、自費診療となります。それに対して入れ歯の場合は材料や作り方によっては健康保険の適応を受けることができます。

②入れ歯もインプラントも歯を削らない?

入れ歯の治療はインプラント治療同様、歯を削らずに治療ができると思っている方がいますが、実は部分入れ歯の場合はバネをかける都合上、歯を削らなければいけないことが多いのです。特に精密な入れ歯になるほど削る量が増える傾向にあります。

③装着感について(発音障害、味覚障害)

入れ歯は残念ながら装着感が良いとは言えません。バネによる歯の締め付けも不快な症状の一つでしょう。大きなプラスチックが口の中を占拠しますので発音 障害や味覚障害も起こります。それに対してインプラントは装着感、発音(発語)ともに天然の歯とほぼ同じ感覚にすることが可能です。

④食べやすさ(咀嚼効率、食感)

入れ歯になると自分の歯の20~30%の力でしか噛み切れなくなってしまいますが、 インプラントの場合は自分の歯とほぼ同じ力で噛むことができるので、食生活を変える必要はありません。しかも、入れ歯では感じることのできない「パリパ リ、シャキシャキ」などの食感(歯ざわり)をインプラントでは感じることができるので、入れ歯の方がインプラントに変えると食事が楽しくなるのです。

⑤骨や歯ぐきの経年的な変化

インプラントは人工物ですからむし歯になるとはありません。しかし、歯周病と同じような骨の病気「インプラント周囲炎」になると骨や歯ぐきを失うことがあります。ただし、これは予防することが可能です。定期的なメンテナンスを受ければ骨や歯ぐきが減ることがなく、長期のインプラント使用が可能となります。
これに対して入れ歯の場合は、骨が退化していく傾向にあります。直接骨に刺激が加わらなくなることが原因です。入れ歯の土手が痩せていき、入れ歯がゆる くなっていくのはこのためです。ですから、定期的に裏打ちをしたり、作り直しが必要です。この骨の退化はメンテナンスによって予防できないことがインプラ ントとの大きな違いです。

骨粗しょう症ですが治療できますか?
骨粗鬆症の場合、インプラント治療はできる場合とできない場合があります。
ほとんどの場合がインプラントの治療ができます。
インプラント体と骨がくっつくことをオッセオインテグレーションといいますが、骨の硬さが弱い場合、インプラント体とくっついてくれない可能性が高くなります。
骨粗鬆症の場合、骨密度(骨の硬さ)をCTによって調べることもできるようになりました。そのことにより、リスクなどより詳しくわかるようになりました。
しかし、ビスホスホネート系の薬を予防的、治療で服用されている患者様は、抜歯やインプラント手術を含む外科的な処置は、すぐには出来ません。最低3カ月 ほど服用を中止してからでないと、失敗する恐れがあり、問題になっています。骨粗鬆症の薬を服用されている方は、必ず早めに担当の医師に相談するようにし ましょう。
ビスホスホネート系の薬を飲まれている方の場合は、内服の量によっても外科処置ができるケースとできないケースがありますので、内科医と連携できる専門医にかかられることをお勧めします。
術後の処置は?
通常であれば翌日、傷口の消毒にご来院して頂き、経過が良好であれば抜糸の期日(糸を抜く日)までは通院しなくても結構です。しかし、大きいもしくは複雑なケースの場合や、2週間程度は頻繁に(2、3日おきなど)消毒が必要な場合もあります。
骨造成(骨を作る手術)を併用した術後の管理は通常の場合より綿密な経過観察を行わなければなりません。もし傷口が開いてしまっていたりすると、毎日消毒と貼薬にお越し頂くこともあります。
術後はインプラントの成功を左右する非常に大事な期間です。術後に出されるお薬やうがい薬は説明通りに、術後の注意点も必ずお守り頂き、快適な食生活が早く得られるように努力しましょう。
以前の自分の歯と同じように咬むことができますか?
はい。
天然の歯とインプラントを比較すると、インプラントには、咬んでる感覚を感じる歯根膜という細胞がありません。そのため、ごくごく繊細な感覚としては天然歯とは異なりますが、一般的にはほとんど違いはわからないようです。歯周病が原因で歯を失った場所にインプラントを行った場合と義歯を使われていた部分にインプラントを入れられた場合は、以前と比較すると何でも食べることができるため、患者様はたいへん喜ばれます。インプラントは第三の歯と言っても過言ではありません。
歯が1本もなくてもできますか?
はい。
1歯欠損(1本だけ歯が抜けた場合)から、全部欠損(歯が一本もない場合)まで全てインプラントは可能です。天然の歯が1本もない場合は、インプラントを使った入れ歯にするか、固定式の差し歯タイプにするかの選択肢があります。入れ歯タイプのほうが一般的に費用は安くすみます。(入れ歯タイプといっても通常の入れ歯とは違って、入れ歯の安定はとても良く、入れ歯の面積も少ないため違和感も少なくなります。)ご自分での取り外しが嫌な方は、固定式の差し歯タイプになります。患者様の年齢もどのタイプを選択するかの重要な要素になります。若い方のほうが固定式を望まれる場合が多いです。いずれにしろそれぞれのケースに応じて最良の方法が異なりますので、担当医にご相談下さい。